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古民家暮らしと南の島と

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2014年 12月 22日

書くことで救われた話

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先週は雪ではじまりました。娘が出かける7時半頃には積もっていた雪が、お昼には消えていました。
今週もまた、寒いはじまりですが、気持ちは上向き。
金曜日で2014年の仕事が終わりまして,年開けて数回の講義を残すのみとなりました。

振り返ってみるに,生きてきた中でも,こんなに忙しい一年は記憶にないほど,いろんな出来事のあった一年でした。そして、
前回のブログに書いた義理の兄弟との葛藤も,少しばかり落ち着くところが見えました。

とにかく怒りが去って考えると、当たり散らされた感じのメールのやりとりは、立ち位置の違いが大きく影響しているような気がしました。
遠くにいる,年老いた親を気にしながら、自分のやりたいこととの葛藤に苦しんでいる義理の兄妹。
近くにいて、それほど頑張って介護する気はないけど,放っておけないから手を出して、同じようにやりたいこととの葛藤になっている私。
むこうの方は,両親と自分との板挟みなのですが、私の方は「頑張ってみたい」自分と、そうでない自分との葛藤とでも言えばいいのか…

そして何より、情報が伝わっていない。
メールでのやりとりでかけている部分とか、想像がつかない部分があるんだろうなと思うと、めんどくささを乗り越えて、「書く」しかないだろうという結論に至りました。

それに、新聞に連載されていた介護特集でも、介護を担った人が報われないどころか、遺産相続でもめることが多いとか…

ふっと、「次男の嫁が,勝手に両親のお金を使った」みたいに言われても困るね~起きた出来事を記録しておかなければと思ったのでした。

ことの起こりは,義母の病気をきっかけに、両親が以前いた住宅型老人ホームから、施設型老人ホームへと移ったこと。
義理の母の入院中に,義理の父が元気が無くなり、動かないので寝たきりになりそうであったこと。
それを何とかしてほしいというのに、ケアマネージャーがなにもしないこと。
電話をしたがる義父に電話線を切った電話を持たせていたこと。
とにかく、施設が何とも言えず臭うこと。

思いつくことを次々に書いていき、施設を引っ越すことになったいきさつを書きました。
そして、引っ越しになぜ丸一日かかったかと言うことも…

ものをため込むタイプの義母が、たくさんのものを持ち込んでいた上に、入院中の引っ越しで、段ボールに入れたままのモノがたくさん、使わない浴室に詰め込まれていたのでした…
限られたスペースである上、不要なものを持って行くこともないので、仕分けをしたのですが,それもすごく大変でした…(なぜか温泉卵を作る機械が持ち込まれておりました)

そしてお金のことも。
ひと月の年金がどれくらい入って、新しいホームの支出がどれくらいになるか…
そんなこんなを書いてみるとA4で4枚にもなりました。
それを必ず読んでくださいというメールを付けて送ったのです。

書いて見ると,自分の整理になるのはよく分かりました。こんなにエネルギーをかけていたんだという気持ちと同時に,無事に引っ越し終わった達成感もありましたし、お金に関してももう一度整理して,確認できて良かったと思います。
数日後、義理の兄と妹から読了のメールが届きました。
そして、妹からはお礼と,月末に帰国すると言う報告が。
メールの文面から、安心と感謝の気持ちが読み取れましたので,ホッとしました。

今日の帰国なので、たぶん今頃、博多で両親の所に来ていると思います。
クリスマスプレゼントかな?

自分に兄弟がいないのでよく分からないのですが、切っても切れない縁があることは確かで、とりあえず、大げんかにいたらずに良かったと思います。
でも、努力したのは私だけのような気が…
まぁ、いいか。

ずっとアップできなかった,秋から春への庭です。
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by theresesakai | 2014-12-22 15:14 | 季節の花や木 | Comments(2)
Commented by 空気時計 at 2014-12-22 23:45 x
紙に何かを記述することは、頭脳の延長となりますね。脳は忘却する仕組みですが、紙に記述することは外部記憶装置ともなります。
 その記述がカタルシスとなって、精神に安らぎを与える場合もありますね。
Commented by theresesakai at 2014-12-25 08:04
おっしゃるとおりです。すべての人がそうかどうか分かりませんが、「書く」ことでカタルシスを感じるタイプなんだろうなと思います。昔々、教育関係のワークショップに関わっていたとき、毎日、感じたこと考えたことを書いて,ファックスで配信していたいたことがあります。毎日毎日、1年以上ずっと書いていると、自分の整理がされるのか、人と話すときには聞き役にまわるようになりました。
その話はまた、いつか。


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